自己を活かす「こだわり」の完璧主義と自己を縛る「こだわりすぎ」の完璧主義

■こんにちは
pro.Flyaway代表のふじぬまさとしです。

 

自分らしくこうありたい。
こんな風な生き方をしたい。

 

〇〇したいという望み。

 

それが人生の幅を広げるし、
人の生きる糧(やりがい)になったり
自分自身の能力(経験)や
個性(自分らしさ)を活かすことになります。

 

ただ、
そんな望みの存在が
自己を縛ってしまいその能力や
望みを叶える機会、
見える世界(視野)を
狭める結果になることがあります。

 

それは
こうなりたい(望み)が、
こうあるべき(義務や責任)に
変わった瞬間から
起こりがちなことですが、

 

ただしこれは、
〇〇したいという望みに向かうために
大事なことだったりします。

 

なぜなら、
こうあるべきは、
こうしたいと望みが生まれたときから
徐々に大きくなるもので、
〇〇したいに進むためには
必ず通る必要がある課題
…といっても過言ではありません。

 

実際、
自己を縛っているモノを
解消しないことには
自分を活かすための道筋は
「明確」にはなりにくいからです。

 

自己を追いつめる
原因と解消法については
前回、自己を追いつめる
完全主義の原因をお読み下さい。

 

今回は
自己を活かす完璧主義と
それを活かすためにある
自己を縛る完璧主義のお話です。

 

完璧(より良く)を求める心「こだわり」

 

こうなりたいという思いは、
人の世界を広げるし
自分を活かすし、より良く向上させます。

 

ーーーーーーーーーー
理想の姿(自分)になりたい。
ーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーー
最高の生き方をしたい。
ーーーーーーーーーー

 

…そんな想いもこの表れです。

 

この強いこだわりが
「完璧主義」のもう1つの姿です。

 

人がもつこだわりによって
世界は今のように
より良くなっていきました。

 

日本という国が
戦後の大変な時を乗り越え、
「いいモノを作る国」や
「おもてなしの国」として
発展してしてきた背景にも
日本人特有の「こだわり」が
あちこちに生きています。

 

もっと人の役に立つ便利なモノが
あったら良いなぁ。

 

もっとかっこよく
おしゃれに作れないかなぁ。

 

もっと健康で
もっと面白くて
もっと豊かで
幸せな生活をしたいなぁ。

 

そんな思いが、
日本に限らず世界中の国々を
より良くしてきました。

 

それは誰もが
知るところではないでしょうか。

 

数十年前とくらべて
世界全体の教育・技術水準や
人々の生活レベルは
おおむね向上してきています。

 

私自身も、
こんな家族が欲しい
こんな仕事がしたい
こんな風に人の役に立ちたい

 

もっといい家庭を築きたいなぁ
もっといい仕事がしたいなぁ
もっと人の役に立ちたいなぁ

 

そんな想いを胸に
自分自身のこだわりをつらぬき
カタチにしてきた1人です。

 

これだけだった
自己を活かし、
世界を活かしてくれる
「完璧主義」は大切なこと、

 

…で終われるんですが、

 

こだわりって
それが強ければ強いほど
なかなかか実現しにくいものです。

 

その途中で
こだわりのあまり
自分自身を苦しめてしまうことも
ありますし、
挫折したあげく
そこを見ないようにして
あきらめてしまうこともあります。

 

一時的ですが、
わたしにもあったものです。

 

「こだわりすぎ」という自己を縛る完璧主義

 

こだわりって
良い面もあれば、
そうではない面もあります。

 

こだわりが
あまりにも過ぎてしまい、
こうあるべき、
それ以外はダメ!!
ノーサンキュー!!になって、

 

その他の存在(状態)を
認められなくなると
自己を活かすどころか
自己を縛るようになってしまう
こともあります。

 

なぜなら、
こだわりって
「今いない場所に基準を置いている」
ことも多いから。

 

現状の環境や、
現在の自分自身を
否定することになりがちに…。

 

それは
とても苦しいことです。

 

自己否定とは
過度のストレスを伴うものです。

 

そして、
こだわり過ぎは、
自分自身に留まらず
他者に世界に広がっていきます。

 

こだわりが
自分自身を縛り、
他人をも縛るようになり、

 

それが人同士の争いに
繋がることもあります。

 

私もこうでなければならない。
あなたもこうでなければならない。

 

・・・と言う風に。

 

こだわり過ぎには
別の側面もあります。

 

うまくいった経験や、
成功者から言われた言葉
そこで得た知識やノウハウを
継続し参考にし続けてしまう。

 

「楽しかった」「嬉しかった」
「うまくいった」

 

それらを
もう一度経験したい、

 

…為にそこに固執してしまう。

 

新しい知識や経験、
それ以外の言葉(成功談)を
受け入れにくくしてしまう。

 

過去に得たものを
昔うまくいったからと、
ひきづってしまう
「こだわりすぎ」もあります。

 

こだわりは、
「育った環境」が
基準となることも…。

 

几帳面な両親。
裕福な家。
教育熱心な家庭。

 

一人親で経済的に厳しい。
ふた親が共働きで忙しい。

 

などなど。

 

それらを基準に
「こだわり」が生まれる。

 

これが自分を
活かす道であればいいですが、
そうじゃないこともある。

 

最初に身に付くことも多い
こだわりだけに
非常に強烈に働くことも。

 

これらのこだわりは、
自己を活かす方向に向かえていれば
いいのですが、
そうじゃない時に問題となりますね。

 

こだわりは
使い方次第で、
より良くあることが出来ます。

 

完璧を求める心と寛容な心

 

こだわりをより良く
活かしていくためには

 

その「こだわり」を
客観的に余裕を持って
見続ける必要があります。

 

ほんとうにそのこだわりは
自分にとって大切なのか、
自分自身を活かすことなのか、
それ以外の道はないのか…と

 

こだわりの部分と
こだわり以外の部分…をどちらも
きちんと見るといってもいいですね。

 

「こうありたい」と望む姿と、
今現在の「すでにある」の姿を
どちらも受け入れた上で
その時々でより良い方を選ぶ。

 

それら両者の
バランスがとれなくなり、
どちらかに偏り過ぎてしまうことが
自己を活かせなくなる
「こだわり過ぎ」に繋がっています。

 

こだわっていることと
そうじゃないことの
どちらも
自分の両手に持つことで、
こだわりを活かせる…

 

自然なカタチで
こだわりの世界へ迎えるのです。

 

自己が持つそれ以外の
こだわりの心も認められるし、
他者のこだわりも認められるようになるのです。

 

最後に伝えたいことは
こだわりに対して、
「寛容であれ」ということ。

 

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