いい人間関係には、いい距離感とより良い理解が必要

■こんにちは
pro.Flyaway代表のふじぬまさとしです。

 

相手が何か言わないこと
(言葉の裏)がある気がしたり、

 

この人いつも笑っている
……なんだか不自然、

 

つき合って、結婚してみたら、
相手の態度が急に豹変してしまった。

 

こんなこと
ありませんか??

 

実は人間関係において
うまくいかない原因がいくつかあります。

 

その1つが
相手=人に対する
理解不足によるものです。

 

「クセ」「習慣」「性格」
「好み」「望み(悩み)」
「知識」「経験」など

 

相手のことを知らない事で、
さまざまな「問題」が起こるのです。

 

それは
人と人が関係をつくる中で、
意識無意識の違いはあるものの
表の自分と裏の自分を
使い分けていることが
影響しています。

 

表の自分は
会社や学校で見せている
社会的な姿だったり、

 

裏の自分って
親しい人や信頼できる人に
見せるプライベートな姿だったりします。

 

表の顔は
比較的目に付きやすいのに対して

 

裏の顔には
特に深度があり、
浅い部分は
表に出やすいですが、
深い部分になればなるほど
両親や夫婦などの
とても身近な存在ですら
知らない…なんてこともありますし、
本人すら忘れていることも。

 

このことが
互いの誤解や
不信感等を生むことになり
人間関係を壊す原因にもなるのです。

 

ただ…。

 

こうなりたくないからと、
相手を知ろう…理解しようと
必要以上に詰め寄りすぎると
これまた困ったことが起きます。

 

質問を
あれこれしたり、
面白い話をしようと
頑張るのだけど、
頑張れば頑張るほど
人が離れていったり、
反発される機会が増えたり、

 

相手がこちらのことを
興味持っている気がしなかったり
それどころか、
嫌われているんじゃないかと
感じたりしていませんか?

 

こんなことを思ったり
こんなことが周りで起きているなら、

 

人との距離感を
間違っているかもしれません。

 

人にはそれぞれに
この人とは「ココまでの関係がいい」

 

…という
望む距離がありますし、

 

私は「ココまで理解することができる」

 

…という
心の理解度による距離があるものです。

 

それを越えてしまうと、
相手を受け止める余裕を失い
それが過剰なストレスになってしまい
人間関係を続けるのが
キツくなってしまいます。

 

上記の
理解不足を埋めることと、
互いにちょうどいい距離感でいることが
いい人間関係を作り
いい人間関係を保つために
忘れちゃいけないことなのです。

 

わたし自身も
理解不足と距離感を掴めぬことで
苦しんできました。

 

話をしているときは
親しげなんだけど、
知らず知らずのうちに
相手が離れていってしまったり、

 

今度ご飯でもいこうと
約束はするのだけど、
いざ日程を決めようとすると
メールなどの返事が返ってこなかったり、

 

質問をしても
相手は黙ってしまう又は
違う話をはじめてしまったり
そんなことが何度となくありました。

 

これは
私自身が相手に対する
理解不足と互いの距離感の
間違えていたことから
起きていました。

 

今あなたが
人間関係で悩んでいるとしたら、
まず、この2つを詳しく知ることが
解決の手助けになるかもしれません。

 

人には幾つもの顔(面)がある

 

表の顔と裏の顔以外にも
人には色んな顔があります。

 

前向きなところと
そうじゃないところだったり、
笑顔の裏には
哀しみがあったり、

 

今成功している人には
その裏に失敗の過去があったり、

 

無口な人が実は
裏では色々考えていたり、

 

近所でまじめでいい人で
通っている人が、
親しい友人同士になると
人に対する文句やクレームが
多かったり、

 

几帳面なところの陰には
適当なところがあったり、

 

余裕があるときの顔と
余裕がないときの顔が
あるように、

 

初対面の人に
見せる緊張した顔と、
打ち解けた後の
ほころんだ顔もあったり、

 

恋愛中は
素敵な人だったのに、
結婚してみたら、

 

粗がいっぱい見えて
冷めてしまったり…と。

 

これはほんの一例ですが
人は一面だけでは図れないものです。

 

好ましい面もあれば
好ましくもない面もあるモノ。

 

多様な面を見てこそわかる
「その人」がいるのです。

 

それなのに、
一面を見ただけで、
終わらせてしまうから
人間関係を揺るがすような
問題が起こるのです。

 

私自身40年近く
人に見せれない部分や、
自分自身で認識できていない部分が
沢山沢山ありましたし、
周りの人をある一面でばかり見ていました。

 

そのため
人間関係での
悩みごとやトラブルごとが
途切れる事がなかったものです。

 

それらは、
人間関係の本を読んだり
セミナーに参加したり、
カウンセリングやセラピーにいったり、
…と様々なカタチを通して、
人と向き合ったことで
気づけたところもありましたが、

 

今の奥さんに
根こそぎ掘り出されましたところも
大きかったです…笑。

 

ほんとうに自分の事って
自分自身ではわからないものです。

 

それは、
自分でも全く知らずにいた
苦痛に歪んだ顔や
どんな苦境でも頑張り続けていた顔も
あったし、

 

人の行動や言動に対して
批判的な自分、

 

かっこつけて、
対面ばかり気にして
言い訳だらけで、
行動できなくなっている自分。

 

働けないニートで、
鬱で自殺未遂を
しているところ。

 

人として
情けなく恥ずかしくて、
今すぐにでも
消し去りたいくらい
嫌な部分がありました。

 

それを知りながら
あえて見て見ぬ振りをしていた
私もいました。

 

……もう
たくさんたくさんの面を持つ
自分自身がいました。

 

わたしは長年
様々な顔をもつ自分の存在を
許せず(認められず)にいました。

 

同様に、
周りの人の様々な面を
許せずにいたのです。

 

当然それらを許せないから
理解しようともしませんでした。

 

こんなに
自分自身を含めて
人を知らずに(知らぬフリをして)
いては人間関係が
うまくいくはずがなかった。

 

それが今では、
とても良くわかります。

 

それを
知ることができたおかげで、
今は様々な面を許し
理解できるようになり、
表と裏の溝が無くなり
人間関係がシンプルに
わかりやすくなったと思います。

 

これは私に限った話ではなく、
これまで関わってきた
クライアントさんたちも
そうでしたし、
多くの人がそうであると思います。

 

このことが
人の間に問題を起こすことであり、
これを知ることが
それを解決する道になる。
…と私は長年の経験を通して、
考えるようになりました。

 

もちろんこれは、
互いにコミュニケーションを通して
知っていくしかありません。

 

相手(自分)に興味をもち、
話を聞くこと、質問する。
表情などを観察すること。

 

1つ1つ認めること。

 

やれることは、
たくさんあるはずです。

 

ただ……

 

なんでも聞けばいい
なんでも質問すればというわけ
ではありません。

 

適度な距離感と、尊重も気持ち

 

過剰なコミュニケーションは
相手を不安にさせますし、
相手が考える機会や
気持ちを受け止める機会を
奪うことにもなります。

 

相手がどの程度(自分自身のこと含め)
話したいと思っているかも
話せるか(コミュニケーション力や知識)も
重要なポイント。

 

話したくない相手に
無理に話を進めたり、

 

相手にとって見当違い(理解不能)の話を
すればするほど

 

当然のように相手は不快感を
抱きやすくなります

 

明らかに、
話をするのを避ける相手には、
距離をとることも大事ですね。

 

相手にとって
理解し難い話をするときは、
話をよりシンプルに具体的に
話す工夫なども必要なことです。

 

これは
反対も然り。

 

無理やり話を進めてくる人や
こちらの理解の範疇を
超えるようなことを
なんの配慮もなく話すような相手とも
距離を置くことが必要かと。

 

人間関係が、
乏しいときは、
どうしてもその辺で
あせり無理をしがちです。

 

誰もが
コミュニケーションをとりたい
互いの理解を
深めたいわけではありません。

 

その辺に対して
配慮をしてくれるわけではない。

 

誰もが
話すのが上手だったり、
質問がスムーズに
返ってくるわけでもないし、
自分自身(他人も含む)の事を
理解(認識)できているわけではない

 

コミュニケーションを
互いに深めたいと思える相手か

 

コミュニケーションを
どの程度とっていけるか

 

ここを見極めることも重要。
その人が
望む距離感がありますし、
その人が「これがわたしだ」と
認識している心があります。

 

そこを無理して越えようとすると、
それを阻害するような行為してしまうと
人間関係は多大なストレスを抱える事になり、
うまくいかなくなります。

 

私自身
相手のことを知りたいと
質問攻めにしてしまったり、
相手が見せていない裏の自分を
指摘して反発されたり、
関係が悪化したとこがあります。

 

つまりは、
いい人間関係を築きたいという
思いばかりが先行して、
相手に対して配慮する事ができず
「やり過ぎて」しまったわけです。

 

相手との距離感を
図れずにいたことで、
人間関係を傷つけて
しまっていたのです。

 

もちろん
いい距離感って
簡単には掴めないものなので
失敗してしまう事もあるでしょう。

 

ただ…

 

そうであっても
忘れないことです。

 

尊重されることのない不遜な相手を
尊重したいとはなかなか
思えないものですが、

 

不器用でも
真摯に向き合う
相手の思いは伝わると云う事を…。

 

互いの未熟さを許しあえる
相手かというところも
大切かもしれません。

 

いい人間関係は、
相手をより理解しようとする思いと
相手との距離感を大事にする思いと
それをあらわす行動が伴った上で、
成り立つものなのですね。

 
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