助けることばかりが優しさじゃない

■こんにちは
pro.Flyaway代表のふじぬまさとしです。

 

困っている人をみると
つい助けてしまう、または助けたくなる。
…これって大事な人情ってものです。

 

でも、

 

この人の優しさが、
人の助けにならない場合があります。

 

それどころか、
相手の救いを邪魔する行為になったり
してしまうのです。

 

私も長年、
カラダのことで悩んでいる人のために
整体院をやってきたり、
仕事で悩んでいる人や人生のことで
困っている人の相談に
のってきたりしたので、

 

「人を助けることのバランス」

 

・・・については
たくさん悩み考えてきました。

 

今回は、
私がたどり着いた1つの答えを
お話しします。

 

助けることばかりが優しさじゃない

 

もう一度言いますが、

 

ーーーーーーー
人を助けたい。
ーーーーーーー

 

…その思いは尊いものです。

 

但し、

 

相手の自立心を損なうような
助け方をしてしまったり、

 

そもそも相手が助けて
欲しいという思いがないのに、

 

相手が困っていそうだから、
相手が大変に見えるから、

 

一方的な助けてあげよう…という思いから
人助けとしてしまっていたら
問題です。

 

人を直接的に助けることばかりが、
「人助け」ではありません。

 

人はなんでもしてもらうと
人に依存しがちになって、
自分自身で「やってみよう」という
自立の気持ちが
薄れがちになります。

 

つまり…。

 

人に助けてもらうばかりでは、
自分自身の力で
問題や悩みから抜け出すことが
できなくなったり、
それに伴う経験や知恵を
得られる機会を奪うことになり
自己成長ができなくなります。

 

それに、
自分自身の悩みや
問題を作り出しているのは
自分自身が作り出している場合も多いので、
自分自身がそこに対処しなければ、
それが止まることもない。

 

…こともあります。

 

もう一つは、

 

相手が望んでいないのに、
助ける行為。

 

今のままでは
「ダメじゃないか」

 

あなたは
「不幸だ」「困っている」

 

…と思い込み
人を助けようとしてしまう。

 

相手が求めていないのに
自分が持っている
知識や経験を教えようとする。
なんでも手を貸そうとする。

 

おせっかい、
ありがた迷惑…という言葉がありますが、

 

助けて欲しいと
望んでいない相手を助けることは
迷惑行為にも
なりかねません。

 

「助けないこと」
「助け過ぎないこと」も
相手を助けることになり、
優しさでもあるのです。

 

大事なのは
相手のことを考えること。

 

人を助けたいという動機には、
「人に喜ばれない」からという思いや
人の役に立つことで、
自分の居場所、存在価値を作りたい。
そんな思いが隠れているものです。

 

また
自分の中のつらさを癒すために、
自分のように困っている人を助けようとする
こともあります。

 

このような気持ちは、
大なり小なり誰にでも存在する
と言ってもいいものですが

 

あまりに行き過ぎてしまうと、
相手のためにならないような
人助けになりがちです。

 

だからこそ、

 

「相手の気持ちに寄り添い」
「相手のためになる人助け」をすることですね。

 

助けるのではなく
その人が「助かる」お手伝い。

 

ベストは、相手が自分自身の力で、
自分自身を助けるサポートです。

 

「助けるのは」本人自身であって
「あなたではない」…ということ。

 
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